中高年になると、膝に痛みが出現する人が多くなってきます。その痛みの原因として最も多いのが、変形性膝関節症といいます。そのままにしておくと、痛みが大きくなり生活に支障をきたして、歩くことすら困難になることもあります。
しかし、適切な運動やトレーニングをすることで症状を改善させたり、軽くすることができます。大腿骨と脛骨、膝蓋骨(お皿)からできている膝ですが、骨同士がぶつかりあわないようにするため、『関節軟骨』が働いています。
また骨と骨のあいだには『半月板』というクッションの役目を果たす組織があります。膝の関節のなかには『関節液』というもので満たされていて先ほどの『関節軟骨』に酸素や栄養を供給しています。
フィジオ・リスタートにおける膝痛の治療
- マスターケアで膝の関節をけん引(引っ張って隙間を作る)する
- 膝蓋骨(お皿)を動かして循環の改善を図る
- 膝の周りの筋肉やじん帯に適切な刺激を入れて柔らかくする
- 大腿骨と脛骨を動かして関節を曲げたり、伸ばしたりする
- 膝の周りの使うべき筋肉を働かせて機能的に使えるようにする
- 歩き方や動作を改善させる
※上記の内容を各種のコンセプトを使い分け、組み合わせして対応します。
- マスターケア
- 徒手療法
- 筋膜介入
- PNF
- リラクゼーション
膝痛は中高年のみではなく、若年者特に女性に多く見受けられます。日本では女性はガニ股ではなく内股のほうが、女性らしく見えるからでしょうか?そういったイメージを持つ方が多いです。
まずは正しいポジションで立ち、良い歩き方をすることで改善に向かいます。
また、徒手療法で関節に適切な刺激を入れて痛みを和らげたり、筋肉や筋膜を和らかくすることで痛みを軽くします。
PNFなどで膝や、足、股関節周りの筋肉を強化して正しく歩くことで痛みを軽くしていくこともできます。