足のしびれは直接、神経が圧迫される神経性と、血管が圧迫されて神経への血流が悪くなる血管性の
場合の2つに分けられます。
神経性の場合は神経のどこかに異常があり、これがしびれの症状を
引き起こします。神経性のしびれは、椎間板ヘルニアなどが原因で起こります。
血管性のしびれの場合は、血管の障害により血流が悪くなった結果、症状が出てきます。血管が圧迫されて、神経への血流が悪くなると痛みやしびれが起きてしまいます。
フィジオ・リスタートにおける足のしびれ対応
- マスターケアを中心として脊椎に良刺激を与える(牽引刺激)
- 徒手療法、マッケンジー法などで背骨を動かすことで循環改善する
- 筋膜からの介入でめまいなどを改善する
- 姿勢を改善することで自律神経の働きを向上させる
※上記の内容を各種のコンセプトを使い分け、組み合わせして対応します。
- マスターケア
- 徒手療
- 筋膜介入
- マッケンジー法
- PNF
- リラクゼーション
神経を圧迫するのに、代表的なものといえば、『梨状筋症候群』があげられます。梨状筋が坐骨神経を
圧迫して足のしびれを起こします。
また、『椎間板ヘルニア』の症状としては「腰痛」が一般的ですが、腰から足にかけてのしびれもよく知られています。椎間板とは背骨の椎骨と椎骨の間にあるクッションの役目を果たす軟骨のことです。ところが、年齢を重ねてきますと、誰でもこの椎間板が老化現象を起こしてきます。これがひどくなると、しばしば椎間板がうしろや横に飛び出してヘルニアを起こします。椎間板ヘルニアが神経を圧迫しますと、その結果として足がしびれたりします。
それぞれの特徴に合わせ、個人個人にあったコンセプトを丁寧に行い、足のしびれに対して対応します。