パーキンソン病症状タイプと施術

パーキンソン病とは、脳の黒質と呼ばれるところに存在するドーパミン神経がなくなっていってしまう病気です。進行性の病気で、一旦かかると自然に改善することはありません。大多数は原因不明で、加齢に伴い発症しやすくなりますが、若い年から発症してしまう患者さんもいらっしゃいます。

黒質のドーパミン神経は脳の『線条体』と呼ばれる場所にドーパミンを供給する役割を持っています。パーキンソン病の患者さんではドーパミン神経の脱落のために線条体のドーパミンが枯渇した状態になっています。このため、パーキンソン病の症状は本質的にはドーパミン欠乏症状と考えられています。
※ドーパミンは中枢神経系に存在する神経伝達物質。運動調節、ホルモン調節、快の感情、意欲、学習などの大切なところに関わっている。

フィジオ・リスタートにおけるパーキンソン病の治療

  • マスターケアで姿勢を改善させる(血圧測定し気分をお聞きしながら注意して行います)
  • PNFやボバースなどのコンセプトを使って、弱っている体幹をしっかりさせ姿勢を安定させる
  • PNFやボバースなどのコンセプトを使って、動きづらい動作を行いやすくする
  • 徒手療法などで動かさなくなって痛みを発している場所の痛みを和らげる
  • 歩行や動作を確認して、より良い動作に結びつけるようにエクササイズを行う
  • ライフキネティックなどの脳トレーニングを実施して、脳機能に働きかけをする
    (認知面の向上にもつながります)

※上記の内容を各種のコンセプトを使い分け、組み合わせして対応します。

  • マスターケア
  • 徒手療法
  • 筋膜介入
  • マッケンジー法
  • PNF
  • リラクゼーション

パ-キンソン病の方に多い①振戦(手足の震え) ②動作緩慢(動作の鈍さ)
③筋固縮(筋肉の固さ) ④歩行障害、姿勢反射障害(小刻みで足をすった歩き方、転倒しやすさ)に対して
筋肉を和らげるための働きかけをしたり、姿勢や動作、歩行に対してリハビリを行い改善を図ります。

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