首痛は、現代において避けては通れない非常に多くみられる現象です。首痛は約20~70%の人が経験しているといわれています。
首にある筋肉は、頭の重さを支えるためにパソコンやスマホを使う際の姿勢などでも常に活動をすることになっています。このとき頭やアゴが前に出ている姿勢をフォワード・ヘッド(頭部前方位)といいます。この姿勢のときには、首の後面や背中の筋肉の活動が高くなり、疲れたり、痛みを出しやすくなります。
また頭の後ろにある骨のでっぱりの下あたりにある後頭下筋群というところは筋肉が固まりやすくなり、血行が悪くなります。
また、背骨と背骨の間にある椎間板、または椎間関節というところに、ストレスが加わり続けることで痛みが出現してしまいます。
フィジオ・リスタートにおける首痛対応
- マスターケアで背骨にかかるストレスを軽減させる
- 首の骨を動かすことで循環の改善を図る
- 首の骨の周りの固くなってしまった筋肉を柔らかくして痛みを軽減させる
- 姿勢をよくすることでストレスを減らして痛みをコントロールする
- 首の周りの筋肉や筋膜を柔らかくする
※上記の内容を各種のコンセプトを使い分け、組み合わせして対応します。
- マスターケア
- 徒手療法
- 筋膜介入
- マッケンジー法
- PNF
- リラクゼーション
首痛は、腰痛と同じく背骨に関係が深い場所の痛みです。しかも頭に近い場所であるため、むやみに強い刺激を入れるのは難しい場所でもあります。姿勢や動きから、固くなっている筋肉や組織を特定してストレッチや柔らかくなるように働きかけをします。
ストレス社会で首の筋肉が緊張してしまっている場合には、リラクゼーションも大事になります。
良い姿勢をとることが痛みを和らげることにもつながるので、『マスターケア』の使用や、PNFを用いることで良い姿勢を組み立てることが可能になります。